高齢者のフレイルを防ぐには 東京大学高齢社会総合研究機構教授(老年医学) 飯島勝矢 - 日本経済新聞

新型コロナウイルスの流行による自粛生活が長期化し、自宅に引きこもる高齢者がフレイル(虚弱)に陥るリスクが高まっている。フレイルとは、加齢に伴い心身の機能が落ちていく老いの過程で、要介護・寝たきりとなる手前の状態だ。2014年に日本老年医学会が提唱した。活動量の低下によって筋肉量が落ちる「身体的衰え」だ…